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有給休暇取得の便利な方法と使い方

 有給休暇の申請をどのような理由づけ。口実を用いても取得がし辛く消化出来ずに繰越分が消えていく会社があります。
このような職場環境でも機会があれば有給休暇取得の弊害が少なく取得できる方法と使い方です。

・欠勤の振替制度 を利用する方法
 就業規則や慣例にて遅刻・早退・欠勤等の場合に、事後による届出にて有給休暇への振替制度がある場合には、これを最大限利用して有給休暇を使用します。
 事後の場合でも振替場合、就業規則等のその病気や家族の看護等の条件が付記されている場合があります。
 遅刻・早退・欠勤等の連絡を行う場合には、必ずその振替制度を利用できる理由を述べ、必要な届出を期日内に完了しましょう。


・有給休暇の買取制度
 会社に有給休暇の買取制度が整備されている時には、無理に休む方法考えずに買取を希望します。
 有給休暇の買取制度は、有給休暇の扱いついて労働法の趣旨に反するため導入が少ないのが実態です。
 しかし、制度さえあれば無理に評価を落とす可能性を内包する有給休暇の消化より、買取を希望する方が長い目で見た場合には有効な使い道です。


・傷病による休職
 私病等による長期の休職については、余程の事情でない限り会社は事情を考慮して寛大な対応をしてくれる場合が多いです。
 このため、有給休暇の使用についても割と温厚であることが多いです。
 特に長期の休職の場合には健康保険の傷病手当金が支給されます。
 しかし、この傷病手当金の支給対象日は就労不能証明日(医師が就労不能と証明してくらた日)の4日目からが対象となります。
 このため、就労不能証証明日の最初の3日間(待機期間)は傷病手当金から支給されません。
 そこで、この開始3日間について有給休暇を使用します。
 開始3日間待機期間の取扱いについては、多く場合で事情を考慮して弊害なく取得することができます。
 また、私病等による長期の休職期間が1カ月以内の期間であれば傷病手当金の申請より全期間を有給休暇を取得する方が金額が多くなります。
 中小企業にとっては手続きが煩雑な傷病手当金の申請を行うより、簡単に処理できる有給休暇の取得を認めてくれる場合があります。その場合には迷わず有給休暇を取得しましょう。


・交通事故による休職や欠勤。
 業務上の私上にかかわらず交通事故で欠勤や遅刻。早退をした場合には保険会社から休業損害として賠償されるからそれで良いと考えがちです。
 しかし、これは実際に欠勤等をしたときに有給休暇を所得して給料が支払われて実害がなくても、保険会社等から同様の損害を賠償してもらうことができ、事実上保険会社が有給休暇を買い取るような形となります。
 交通事故という特別な事情の場合、その事故処理や通院等のために有給休暇を取得することについて、殆どの場合で弊害なく取得することが出来ます。
 また、交通事故が業務中(通勤途上を含む)である場合には、申し出によっては労災事故としての手続きの懸念もあるため、上司(会社)は深く追求しないこと場合が多いです。
 万が一事故にあった場合には、有給休暇を十分に活用しましょう。


・第三者行為による休職や欠勤
 交通事故以外の犯罪被害など第三者行為により生じた欠勤について、交通事故と同様にその行為者から損害賠償を行うことで賠償してもらいます。
 これについても交通事故と同様に、有給休暇を所得して給料が支払われて実害がなくても、損害賠償を請求することができます。
 このような特別な事情では、通院や損害賠償等の各種手続きに対して有給休暇を使用することに対して、弊害なく取得するこができます。
退職時に有給休暇を上手く取得する方法は、
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